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Posted by ミリタリーブログ at

2014年02月13日

パッチあれこれ ~カラー・デザート・サブデュード~

こんにちは!Luke GETSNOです!!
このブログを立ち上げてから、アメリカ空軍の飛行隊パッチのコレクションを中心にご紹介してきました。
飛行隊パッチは基本的にクルーの所属をひと目で分からせる『身分証』の役割を果たしています。このパイロットはどこの飛行隊に所属していて、どの飛行機を飛ばしているのかもパッチを見ればある程度判明します。そんな『身分証』の役割を果たす飛行隊パッチですが、大きく分けて3つの色の種類があります。

こちらは嘉手納基地でRC-135電子偵察機を運用する第82偵察飛行隊(82nd Reconnaissance Squadron)のパッチ。


どれもデザインは同じですが、左からフルカラー(Full Color)、サブデュード(Subdued)、デザートタン(Desert Tan)と3つのそれぞれ違った色使いになっています。


飛行隊パッチはフライトスーツやフライトジャケットに着用する『身分証』で、通常のミッションではフルカラーのパッチを着用する事が基本です。ですので、航空祭やオープンハウスのイベントのときに見かけるクルーもほとんどがフルカラーのパッチを着用しています。



デザートタンのパッチはお察しがつくかと思いますが1991年の湾岸戦争以降、中東方面へ遠征が増えてきたのと同時に、いままでオリーブドラブ(OD)と呼ばれる緑一色だったフライトスーツやジャケットが、砂漠で目立たないタンカラーの物に取って代わって支給されたことを受け、数多く作られるようになりました。
この写真は乗機F/A-18Dの前で水を飲む海兵隊クルー。デザートカラーのフライトスーツの右胸にはデザートタンの飛行隊パッチが着いています。




それでは、サブデュードはどんなときに着用するのかと言うと、いままでパイロットの中でこの色のパッチを着用している方にあったことはありません(笑) では誰が?と言いますと航空機の整備などを担当している下士官が着ている迷彩服に着用しているのを多く見かけました。
ですが、それはウッドランド迷彩と呼ばれるアメリカ全軍で長年使われてきた迷彩服が主流だった頃まででした。空軍の例を挙げると今日ではAirman Battle Uniformと呼ばれる空軍独自の迷彩柄を使用したものがメインとなっており、それまでサブデュードの所属航空団・飛行隊パッチを胸に着用していたのですが、ABUに限っては名前、職種、階級、そして空軍所属の意味を表すU.S.Air Forceのパッチしか着用を認められなくなりました。




サブデュードのパッチは今では消え行く運命なのかもしれません。




最後までご覧頂ありがとうございました。  
タグ :パッチ空軍

Posted by Luke GETSNO at 23:45Comments(4)パッチ あれこれ