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Posted by ミリタリーブログ at

2014年05月22日

パッチ 55th Wing 45RS 航空機パッチ RC135U

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日は45RS所属のRC-135U偵察機のパッチをご紹介します。RC-135Uはコンバット・セント(Combat Sent)の愛称を持ち、SIGINT=Signal Intelligenceと呼ばれる通信、電磁波、信号等を媒介とした情報収集に用いられる機体です。実際にはどのようなことを行っているかは明らかにされておらず、機内にどんな機材がおさめられているかは米軍の中でもトップシークレットの扱いのようです。

嘉手納基地に着陸するRC-135U(64-14847)。機首下面の『顎』の様に突出したフェアリングが特徴です。


航空機パッチと言いながら、境界線はあいまいですが^^; まぁ、45RSの中でCombatSentに乗るクルーはこんなパッチを着けているんだなと思って頂ければ幸いです。


上段はCombat Sentヒツジパッチ。下段左はRC-135Uのクルーが着用しているのをよく見かける機種パッチでバリエーションも豊富です。右のパッチはRC-135"U"を二次大戦のUボートともじって作ったパッチです。



このパッチも上で紹介したパッチのバリエーションと言えそうですが、リボンに書かれた文字の意味が『Many Are Chosen=数多くが選ばれるが』『Few Are Sent=コンバット・セントに乗れるのは一握りだ』という意味の部隊内の士気向上パッチです。



このパッチも同じようなデザインですが、こちらは夜間ミッション参加の記念ジョークパッチです。『100+ Night OPS』=夜間ミッション100回以上参加の”パーティークルー”という意味の様で、夜間ミッションが多くて機上ではパーティーばっかりしてたぜ!的なアメリカンジョーク?



このパッチは詳細よくわかりません。パッチにデザインされている文字も意味が通じません。。。^^;



こちらは45RSのRC-135Uを操縦するパイロット用ネームタグ。


最後までご覧いただきありがとうございました。




  

Posted by Luke GETSNO at 23:33Comments(0)その他-飛行隊

2014年05月20日

パッチ 55th Wing 45RS 航空機パッチ WC-135

こんにちは!Luke GETSNOです!!
先日は45RSの飛行隊パッチを紹介しましたので、本日からは45RSで運用されている航空機関連のパッチをご紹介いたします。前回触れなかったのですが実はこの45RSには4種の異なる機材が同時に配備されており、アメリカ空軍の中でも特殊な運用方法が取られております。
その4機種とは。。。


WC-135B/W Constant Phoenix

OC-135B Open Skies

RC-135U Combat Sent

RC-135S Cobra Ball


まぁ、基本的にはC-135系統で同じようなプラットフォームですが。。。^^;

このうち、OC-135Bについては以前ご紹介いたしましたので、今日はWC-135 Constant Phoenixの機体のパッチをご紹介します。

WC-135は愛称コンスタント・フェニックスと呼ばれ、核実験などの際に大気中に放出される微量の放射性物質を収集・サンプリングする事を主なミッションとしている航空機です。冷戦時代はロシアや中国など核実験が頻繁に行われていた東側諸国に対しての収集ミッションが続いていたようです。


最近は北朝鮮で核実験の可能性が高まると嘉手納基地などに展開してくる様子が報道されています。
また、2011年3月の東日本大震災の影響で被害を被った東京電力福島第一原発上空のサンプリングも行っていたようです。




こちらの2枚、どちらもConstant Phoenixのパッチなのですが、左のパッチがコンスタントフェニックスの正式パッチ。ですが、右のは"Constantly Broke"と書いてあります。

これは、恐らくWC-135は他のRC-135やKC-135Rと違い搭載しているエンジンがTF-33と古い物であるが故に『頻繁に壊れる』と言った自虐ネタを込めて作られたものだと思います。

実際に隊員に確認を取ったわけではないので、真相は定かではありませんが、そんな風に考えながらパッチを集めるのもまた楽しみです。


最後までご覧いただきありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 22:25Comments(0)その他-飛行隊

2014年05月18日

パッチ 55th Wing 45th Recon Squadron

こんにちは!Luke GETSNOです!!
引き続きネブラスカ州オファット空軍基地の55Wing傘下の飛行隊のパッチをご紹介します。今日ご紹介するのは第45偵察飛行隊=45th Recon Squadronです。この飛行隊は1943年に第423夜間戦闘飛行隊として発足した後、1945年までには航空機からの写真撮影偵察ミッションを課せられた第45戦術偵察飛行隊(45th Tactical Reconnaissance Squadron)として再編成されました。朝鮮戦争時には韓国に展開して活動し、冷戦時代にはF-4ファントムの偵察がであるRF-4Cを装備しベトナム戦争へも参加、1994年7月にはネブラスカ州オファット空軍基地で前任の第24偵察飛行隊(24th Recon Squadron)のミッションを引き継ぐ形で再編成され今日に至ります。

飛行隊パッチのデザインはワーナーのルーニーテューンズの漫画に出てくる猫のシルベスターがマスコットです。

(左上から時計回りに)45RSフルカラー飛行隊パッチ、45RSブラックアウト飛行隊パッチ、45RSデザートタン飛行隊パッチ




こちらは飛行隊のネームタグ。沖縄展開用で旭日旗が背景にデザインされています。
それにしても、米兵の旭日旗好きはいろんなデザインに反映されます。こちらのパッチもその一例。RC-135にドクロがデザインされており、その背景は飛行隊カラーの緑と黄色で描かれた旭日旗が!かなり目立ちますね^^;




こちらは嘉手納基地に派遣されてきた45RSのクルーが製作したパッチです。

右はトランプの”エース”と自分たちを掛けたパッチ。上で紹介した旭日旗のパッチでもデザインされていましたが、やはり”A"=エースである自信とプライドを表しているのでしょうか。このデザインは他の飛行隊でも見かけます。
左は詳細は不明ですがメキシコビールのドスエキス=Dos Equisのラベルをパロディにしたパッチです。日本でメキシコビールと言えばコロナが有名ですが、アメリカではドスエキスが有名です。




次回からは45RS傘下の航空機パッチをご紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 23:38Comments(0)その他-飛行隊

2014年05月17日

パッチ 55Wing 38th Recon Squadron

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日も引き続き55WG傘下の第38偵察飛行隊のパッチをご紹介します。第38偵察飛行隊(38th Recon Squadron)はそのルーツを第二次世界大戦時にP-38ライトニングを装備していた第38追跡飛行隊(38th Pursuit Squadron)にさかのぼります。大戦後の1947年2月には正式に"Recon"=偵察飛行隊として航空機を使った偵察任務に従事します。1960年代にはEC-135を装備し、Looking Glassと呼ばれる核戦略ミッションにも従事していました。

現在ではネブラスカ州オファット空軍基地でRC-135V/Wリベットジョイントを装備する飛行隊として、嘉手納基地やイギリスのミルデンホール基地にも航空機を派遣し、世界規模で偵察ミッションを行っています。


下の画像上端2枚は嘉手納基地に駐留する38RS隊員が製作したパッチ。左はお約束の旭日旗です。右は飛行隊パッチでアメリカ製ですが、左の日本製の物と比べるとクオリティがだいぶ違います。ロックと呼ばれる縁の糸の掛け方や背景の埋め方など、やはり日本製の物はコンピューターミシン製の物でも品質が良いです。飛行隊パッチのデザインは石器時代?の棍棒の先に石をとりつけた武器に翼が生えています。

下段のSTAN/EVALパッチは『STANDARD & EVALUATION』で日本語では標準化評価と訳され、空軍の中で行われる業務効率向上の為の部門の様です。部隊によっては専任のメンバーを置いていたり、置いていなかったりと対応はまちまちの様です。



こちらのパッチは、38RSのパッチなのですがオリジナルの38RSの飛行隊パッチとは違い、カラスがデザインされています。
このカラスは実はRaven(カラス)と呼ばれ空軍の中の役職の一つ、電子戦士官(EWO=Electronic Warfare Officer)と呼ばれるメンバーを表しています。ところが38RSにはRavenが配属されていません。基本的に航空機RC-135を運用する飛行隊なので、実際に電子戦担当のRaven達は他の飛行隊から派遣されてくる方式をとっています。55WGの傘下には航空機を持たずにRavenや他のエンジニアなど人員のみを抱える飛行隊があります。

343RSがそれにあたるのですが派遣されてきた士官は38RSの航空機に搭乗するときは38RSのパッチを着用する。ですが、自分は343RSのメンバーであることに誇りを持っているためにこんなパッチを作った。。。そのお話は時間を改めて343RSのページでする事とします。



リベットジョイントパッチ:米軍内部の情報プラットホームとしての役割を示しています。
パッチ上部の略語はACCは航空戦闘軍団、AFMCはAir Force Material Commandと呼ばれる資材軍団、AIAはAir Intelligence Agency:空軍情報局(2007年に空軍情報監視偵察局に改編)の略語です。



こちらは最近、流行のブラックアウトパッチ。ACCのコマンドパッチと38RSの飛行隊パッチが黒と緑、つまり夜間フライトに必須のナイトビジョン・ゴーグル(NVG)から見た景色でデザインされています。まぁ、RC-135は与圧されている機体で常に電気もありますので、NVGを使う事があるかは、???ですが^^;




このパッチは先日82RSのページでもお話ししたパッチ。ブタがビールを飲んでいるデザインで、傍らにはRecce Freestyleの文字が。さすがにビールを飲みながらのミッションは無いでしょうが、偵察の『自由形』とでも訳しましょうか(笑)


最後までご覧いただきありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 22:46Comments(0)その他-飛行隊

2014年05月15日

パッチ 55th Wing 82nd Recon Squadron

こんにちは!Luke GETSNOです!!
久しぶりの更新となってしまった今日も、55WGのパッチを紹介します。
前回までは55WGのパッチを中心に紹介しましたので、今回からは55WG傘下のRC-135飛行隊のパッチをご紹介します。
本日は沖縄県嘉手納基地に駐留する第82偵察飛行隊のパッチをご紹介します。
82RSは55WGが親部隊であり、所属こそACC=航空戦闘軍団ですが飛行隊単位で嘉手納基地を間借りして駐留する『テナント・ユニット』と呼ばれる飛行隊です。
本国55WGから派遣されてきたRC-135V/W電子偵察機が嘉手納の82RSのクルーによって運用されるというパターンです。

こちらは82RSの飛行隊パッチ。以前、『パッチあれこれ』のコーナーでも紹介しました。再掲ですが、左からフルカラーパッチ、中がサブデュードパッチ、右がデザートパッチです。



こちらはパッチのデザインが新しくなってから廃止された四角形の飛行隊パッチです。嘉手納基地ゲート至近のタイガーエンブさんによると、このパッチを着用しているクルーはほとんど見かけられないそうです。




こちらは82RSのネームタグ。わかりにくいかと思いますが、黒地の背景がアメリカ人好みの旭日旗になっています。


↓こちら↓のパッチは3月にタイガーエンブさんへ訪問した際に偶然お店に買い物に来ていた82RSのクルーがオーダーしたパッチ。ちょうど同じタイミングで82RSの在庫を見ていたので、勇気を出して話しかけてみました。



『どんなパッチを買ってるの?』『いやー、こんな感じのだよ』と私の手の中にあったパッチを見て、『俺もほしい!』タイガーエンブの店員さんに『俺の部隊でこれも作ってくれ』と注文していました。それに便乗して私も1枚頂戴しました(笑)



もともと私が手に持っていたのは82RSの姉妹飛行隊で55WG傘下の38RSのデザイン↑↑↑。
それを元に、82RSの物を作っていただきました。タイガーエンブさんはこうやってカスタマイズなども柔軟に対応してくれるパッチ屋さんだからこそ、色々なバリエーションが生まれ、米兵のカスタマーも多いのだろうなと思いました。


最後までご覧いただきありがとうございました。


  

Posted by Luke GETSNO at 22:17Comments(0)その他-飛行隊

2014年04月13日

パッチ Open Skies OC-135W

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日は、横田基地や嘉手納基地のもたびたび姿を現す事のあるOC-135のパッチをご紹介します。OC-135はオープン・スカイズ条約(Treaty on Open Skies)と呼ばれアメリカを含む34の国と地域の間に基づく軍事力の均衡監視を目的とした、国家間の相互領空監視機です。

このOC-135はネブラスカ州オファット空軍基地の第45偵察飛行隊(45th Reconnaissance Squadron)で運用されている、世界に3機しか存在しない機体です。通常、アメリカ空軍の飛行隊には一機種しか配備されていませんが、オファット空軍基地の45RSはOC-135, RC-135S, RC-135U, WC-135と同系機種ではあるものの、ミッション上は異なる機体を運用する飛行隊となっています。とは言うものの、飛行隊の編成を開けてみると、OC-135はB型が1機、W型が2機の計3機、RC-135Sも3機、RC-135Uは2機、WC-135はC型とW型1機ずつの合計10機で、通常の飛行隊の定数とほぼ同数の機体を運用している事が分かります。


駐機中のOC-135W(AF61-2672)。RC-135を含むアメリカ空軍のC-135系統の機体がCFM-56エンジンに換装された機体を運用しているにも関わらず、OC-135は現在でもTF33エンジンを搭載した機体を運用しています。



上:Open Skiesミッションパッチ 下:OC-135ネームタグ


最後までご覧いただきありがとうございました。次回は45RSの親部隊の55WG、またその傘下の飛行隊のパッチをご紹介します。  

Posted by Luke GETSNO at 21:18Comments(0)その他-飛行隊

2014年04月02日

パッチ 5th Reconnaissance Squadron

こんにちは!Luke GETSNOです!!
今日は韓国オーサン基地に駐留する第5偵察飛行隊=5th Reconnaissance Squadronのパッチをご紹介します。5RSは本拠地をカリフォルニア州ビール空軍基地に置く第9偵察航空団=9th Reconnaissance Wingに所属し、コマンドはACC=Air Combat Commandの傘下にあります。5RSの様に所属する航空団が所在する基地と異なる基地に展開している飛行隊をGeography Separated Unit(GSU)と呼び、直訳すると地理的に離れたユニットとなりますが、日本の雑誌などではテナントユニットなんていう表現で紹介されています。嘉手納基地で活動する第82偵察飛行隊=82nd Recon SquadronもこのGSU=テナントユニットです。


第9偵察航空団のパッチ(冷戦時代SACコマンドに在籍していた頃のStrategic Recon Wingのデザイン)


5RSはオーサン空軍基地で偵察機U-2を運用し、北朝鮮や中国、アジア極東地域の情報収集を行っています。U-2は冷戦時代の象徴ともいえる機体で、現在はS型が運用されており仮想敵国の情報収集のみならず、最近では災害支援(現状把握など)のミッションに従事することも多いようです。


左上:5RS 飛行隊パッチ 右上:5RS ネームタグ

左下:5RS ブラックキャット 右下:5RS 機体&黒ネコ


5RSの機体は米軍基地のオープンハウスなどで稀に来日する事があります。横田基地には2012年のフレンドシップデーに着陸はしなかったものの、数回のローパスを披露しました。2005年などには実際にU-2が地上展示されたこともあります。


↑2005年横田基地友好祭に飛来した5RSのU-2S(AF80-1089)

↓5RSのパイロットとグランドクルー




最後までご覧頂ありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 22:31Comments(0)その他-飛行隊

2014年03月01日

パッチ 57WG USAF ウェポンズ・スクール

こんにちは!Luke GETSNOです!!
今日は、ネバダ州ネリス空軍基地に在籍するアメリカ空軍ウェポンズ・スクールのパッチを紹介します。カジノの街・ラスベガスからも程近いネリス空軍基地には第57航空団が籍を置きアメリカ空軍の基地の中でも最大級で各種新しい機材のテストや評価を行う部隊が所属しています。また基地周辺の広大な演習空域を活かしたレッドフラッグ演習も年に4回開催される基地です。アメリカ空軍のデモンストレーション飛行隊サンダーバーズ(Thunderbirds)もネリスが本拠地です。



さて、そんなネリス空軍基地ですがここにはアメリカ空軍のウェポンズ・スクールも在籍しています。映画『TOPGUN』でトム・クルーズが通ったのは当時カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地に開講されていた海軍のファイター・ウェポンズ・スクールで、こちらはその空軍版とも言えるものです。各機種ごとにクラスが分かれており様々な作戦や最新の戦術を受講生は半年間かけて学びます。
真ん中が57WGの航空団パッチ。右がF-15Divisionと呼ばれていたF-15部門のウェポンズスクールパッチ(現433WPS)。

左はF-15E部門のパッチ(現17WPS)で中下がB-52部門(現340WPS)

ご紹介しているパッチは既に2003年で廃止されている部門のパッチです。それまで各部門はF-15DivisionやF-16Divisionと呼ばれていましたが、現在ではそれぞれ数字を与えられた飛行隊名に変更されています。例:F-15Division→433rd Weapons Squadron



こちらの2枚はB-1爆撃機DivisionとF-15EストライクイーグルDivisionの10周年記念パッチ。


ウェポンズスクールでは、ひとたび入校できたからといって全員が卒業できるわけではありません。それぞれの座学・実技は非常に厳しく採点され、コースの途中で落第(パイロットはWash outと表現します)するパイロットは3人に1人だとか。もちろん落第したからといってパイロットをクビになるわけではなく、原隊に復帰することになりますがが優秀なパイロットを更に育て上げる事が目的の非常に厳しいコースだといえます。
そんな厳しいコースを卒業したパイロットには卒業パッチが授与されます。



このパッチは実際にウェポンズスクール過程を修了したパイロットにのみ与えられ、各飛行隊に在籍するインストラクター・パイロット=IPでも、リードIPと呼ばれる教育リーダーにしか着用する事が認められていません。



写真右のACC所属F-16パイロットはウェポンズスクールの修了生で部隊のリードIP。階級も大佐と高官クラスです。


最後までご覧頂ありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 15:29Comments(0)その他-飛行隊

2014年02月16日

パッチ 33rd Resque Squadron

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日は沖縄県嘉手納基地に駐留するヘリコプター部隊、第33救難飛行隊(33rd Rescue Squadron)のパッチのご紹介です。
33RQS(RSには偵察飛行隊=Reconnaissance Squadronの意味があるので空軍内では混乱を防ぐため識別に救難飛行隊は略称をRQSで表します)は、1952年に嘉手納基地で編成された救難飛行隊で、現在はHH-60Gペイブホークを使用してCSAR(Combat Search And Rescue)とよばれる戦闘救難捜索任務についています。CSARとは友軍のパイロットやクルーが搭乗していた航空機が墜落や撃墜された等の理由で敵地帯(Bihind the enemy line)に取り残された際、救出する場合に行なわれる任務で33RQSの第一任務となっています。
平時には航空機の墜落事故や、海上船舶の遭難時の捜索、航空機が着陸できない地域での傷病者の運搬、Disaster Reliefと呼ばれる災害援助など幅広い救難活動に携わっています。


左:33RQS用PACAFコマンドパッチ

中:33RQS 飛行隊パッチ

右:33RQS HH-60G航空機パッチ

飛行隊のニックネームはJolly Greenですが、実はこれアメリカ空軍の救難飛行隊共通で使用されているニックネームです。アメリカの某社の冷凍とうもろこしのCMにも使われているGreen Giantが基になっています。敵地で被弾し脱出したパイロットからしたら、助けに来る彼らはGreen Giantの様に頼もしく見えた事でしょう。

また、飛行隊のモットー"That Others May Live"=『(我々の任務で)他の人間が救われるのだから』も救難隊すべてで共通して使われているモットーです。

各救難隊にパイロットや整備員以外にも実際にヘリに同乗して任務を遂行するPJ=Parachute Jumper と呼ばれる救難のスペシャリストが配属されています。



嘉手納基地を離陸する33RQSのHH-60G



最後までご覧いただきありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 23:06Comments(0)その他-飛行隊

2014年02月10日

パッチ Recon Squadron

こんばんは!Luke GETSNOです!!
前回は沖縄みやげを紹介しましたが今回は沖縄でのもう一つのミッションのお話を。

もう一つのミッションとは・・・『おつかい』です(笑)

おつかいなんて書いたものの、事の発端は海外のオークションサイトでイギリスの方からパッチを購入した事です。何度かメールをやり取りする間にタイガーエンブの偵察飛行隊(Reconnaissance Squadron)のパッチを購入できないかと聞かれ、それなら2月に沖縄いくよ!ってな感じで始まったのですが、やっぱりタイガーエンブさんに限らず日本のパッチはデザインも品質も良く海外の方からも人気の様ですね。




沖縄のパッチショップで購入できる空軍Recon Sqのパッチと言うと、やはり嘉手納基地に駐留している第82偵察飛行隊(82nd Reconnaissance Squadron)で、RC-135V/Wリベットジョイントを運用しています。この82RSは本隊がネブラスカ州オファット空軍基地の第55航空団(55WG)にあり、機体は本国から派遣されてくるスタイルをとっています。

左上:82RS 飛行隊パッチ

中上:82RS 飛行隊デザートカラーパッチ

右上:45RS コブラボール Another 60daysパッチ

左下:38RS 飛行隊沖縄展開パッチ

中下:55WG Around the World in 60days パッチ

右下:45RS エースパッチ

海外のコレクターに言わせると本国から遠い極東でのミッションだからか、デザインが非常にユニークだそうです。確かに右上のAnother60daysパッチはRC-135Sが沖縄に派遣されてきて、派遣終了期間を過ぎても「お上」の事情でもう60日間追加で駐留しなくてはならなくなった際に造られたパッチ。『1万ポンド分のプリンを食ったみたい』なんてフレーズもユニークです。




こちらは、飛行機を所有しないもののRC-135電子偵察機の中で働く要員(Raven)が所属する第343偵察飛行隊(343rd Recon Sq)のパッチですが、いずれも沖縄展開時に造られたパッチ。やはりアメリカ人にとっても日本=旭日旗のイメージが強いのでしょうか。

上段2枚:343RSパッチ 旭日旗パターン

下段左:3438th Recon SQ

このパッチは通常、343RSのクルーは38RSや82RSなど、55WGに所属する飛行機を所有する飛行隊で仕事をします。343と38の両飛行隊のパッチを組み合わせてこんなパッチになりました^^


余談ですが、そのイギリスの方は後から分かったのですがイギリス空軍でユーロファイター・タイフーンを現役で飛ばしている戦闘機パイロットでした。どんな出会いがあるかわかりませんね^^


最後までご覧いただきありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 23:25Comments(0)その他-飛行隊