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Posted by ミリタリーブログ at

2014年05月17日

パッチ 55Wing 38th Recon Squadron

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日も引き続き55WG傘下の第38偵察飛行隊のパッチをご紹介します。第38偵察飛行隊(38th Recon Squadron)はそのルーツを第二次世界大戦時にP-38ライトニングを装備していた第38追跡飛行隊(38th Pursuit Squadron)にさかのぼります。大戦後の1947年2月には正式に"Recon"=偵察飛行隊として航空機を使った偵察任務に従事します。1960年代にはEC-135を装備し、Looking Glassと呼ばれる核戦略ミッションにも従事していました。

現在ではネブラスカ州オファット空軍基地でRC-135V/Wリベットジョイントを装備する飛行隊として、嘉手納基地やイギリスのミルデンホール基地にも航空機を派遣し、世界規模で偵察ミッションを行っています。


下の画像上端2枚は嘉手納基地に駐留する38RS隊員が製作したパッチ。左はお約束の旭日旗です。右は飛行隊パッチでアメリカ製ですが、左の日本製の物と比べるとクオリティがだいぶ違います。ロックと呼ばれる縁の糸の掛け方や背景の埋め方など、やはり日本製の物はコンピューターミシン製の物でも品質が良いです。飛行隊パッチのデザインは石器時代?の棍棒の先に石をとりつけた武器に翼が生えています。

下段のSTAN/EVALパッチは『STANDARD & EVALUATION』で日本語では標準化評価と訳され、空軍の中で行われる業務効率向上の為の部門の様です。部隊によっては専任のメンバーを置いていたり、置いていなかったりと対応はまちまちの様です。



こちらのパッチは、38RSのパッチなのですがオリジナルの38RSの飛行隊パッチとは違い、カラスがデザインされています。
このカラスは実はRaven(カラス)と呼ばれ空軍の中の役職の一つ、電子戦士官(EWO=Electronic Warfare Officer)と呼ばれるメンバーを表しています。ところが38RSにはRavenが配属されていません。基本的に航空機RC-135を運用する飛行隊なので、実際に電子戦担当のRaven達は他の飛行隊から派遣されてくる方式をとっています。55WGの傘下には航空機を持たずにRavenや他のエンジニアなど人員のみを抱える飛行隊があります。

343RSがそれにあたるのですが派遣されてきた士官は38RSの航空機に搭乗するときは38RSのパッチを着用する。ですが、自分は343RSのメンバーであることに誇りを持っているためにこんなパッチを作った。。。そのお話は時間を改めて343RSのページでする事とします。



リベットジョイントパッチ:米軍内部の情報プラットホームとしての役割を示しています。
パッチ上部の略語はACCは航空戦闘軍団、AFMCはAir Force Material Commandと呼ばれる資材軍団、AIAはAir Intelligence Agency:空軍情報局(2007年に空軍情報監視偵察局に改編)の略語です。



こちらは最近、流行のブラックアウトパッチ。ACCのコマンドパッチと38RSの飛行隊パッチが黒と緑、つまり夜間フライトに必須のナイトビジョン・ゴーグル(NVG)から見た景色でデザインされています。まぁ、RC-135は与圧されている機体で常に電気もありますので、NVGを使う事があるかは、???ですが^^;




このパッチは先日82RSのページでもお話ししたパッチ。ブタがビールを飲んでいるデザインで、傍らにはRecce Freestyleの文字が。さすがにビールを飲みながらのミッションは無いでしょうが、偵察の『自由形』とでも訳しましょうか(笑)


最後までご覧いただきありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 22:46Comments(0)その他-飛行隊