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Posted by ミリタリーブログ at

2014年03月01日

パッチ 57WG USAF ウェポンズ・スクール

こんにちは!Luke GETSNOです!!
今日は、ネバダ州ネリス空軍基地に在籍するアメリカ空軍ウェポンズ・スクールのパッチを紹介します。カジノの街・ラスベガスからも程近いネリス空軍基地には第57航空団が籍を置きアメリカ空軍の基地の中でも最大級で各種新しい機材のテストや評価を行う部隊が所属しています。また基地周辺の広大な演習空域を活かしたレッドフラッグ演習も年に4回開催される基地です。アメリカ空軍のデモンストレーション飛行隊サンダーバーズ(Thunderbirds)もネリスが本拠地です。



さて、そんなネリス空軍基地ですがここにはアメリカ空軍のウェポンズ・スクールも在籍しています。映画『TOPGUN』でトム・クルーズが通ったのは当時カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地に開講されていた海軍のファイター・ウェポンズ・スクールで、こちらはその空軍版とも言えるものです。各機種ごとにクラスが分かれており様々な作戦や最新の戦術を受講生は半年間かけて学びます。
真ん中が57WGの航空団パッチ。右がF-15Divisionと呼ばれていたF-15部門のウェポンズスクールパッチ(現433WPS)。

左はF-15E部門のパッチ(現17WPS)で中下がB-52部門(現340WPS)

ご紹介しているパッチは既に2003年で廃止されている部門のパッチです。それまで各部門はF-15DivisionやF-16Divisionと呼ばれていましたが、現在ではそれぞれ数字を与えられた飛行隊名に変更されています。例:F-15Division→433rd Weapons Squadron



こちらの2枚はB-1爆撃機DivisionとF-15EストライクイーグルDivisionの10周年記念パッチ。


ウェポンズスクールでは、ひとたび入校できたからといって全員が卒業できるわけではありません。それぞれの座学・実技は非常に厳しく採点され、コースの途中で落第(パイロットはWash outと表現します)するパイロットは3人に1人だとか。もちろん落第したからといってパイロットをクビになるわけではなく、原隊に復帰することになりますがが優秀なパイロットを更に育て上げる事が目的の非常に厳しいコースだといえます。
そんな厳しいコースを卒業したパイロットには卒業パッチが授与されます。



このパッチは実際にウェポンズスクール過程を修了したパイロットにのみ与えられ、各飛行隊に在籍するインストラクター・パイロット=IPでも、リードIPと呼ばれる教育リーダーにしか着用する事が認められていません。



写真右のACC所属F-16パイロットはウェポンズスクールの修了生で部隊のリードIP。階級も大佐と高官クラスです。


最後までご覧頂ありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 15:29Comments(0)その他-飛行隊