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Posted by ミリタリーブログ at

2014年04月26日

パッチ 55thWing その3

こんにちは!Luke GETSNOです!!
前回に引き続き55thWing関連のパッチをご紹介します。RC-135関係のパッチは結構な数があり、55WGのパッチも所属するどの飛行隊が製作したかわからないパッチが数多く存在します。


左上:60日間世界一周 中上:RC-135 150ミッション達成 右上:RC-135 100+ミッション達成

左下:お互い嫌いだけど、お前さんはもっと嫌いだよ 中下:また60日も。。。!ミッション延長記念(?) 右下:XXパッチ(メキシコビール(DOS EQUIS)のラベルをパロッたもの)


右上と中上のミッションパッチについてはRC-135に搭乗するクルーであればどの飛行隊にかかわらず着用ができそうです。左上の60日間世界一周パッチは各飛行隊のパッチがデザインされており、右上から時計回りに82RS(沖縄)、95RS(イギリス)、95RS Det1(ギリシャ)、38RS(ネブラスカ州)の飛行隊を行き来したのでしょうか。


下段、左下のパッチは詳細は不明ですが、MBと呼ばれるクルーが作製した物の様です。真ん中下のパッチはコブラボールを運用する45RSが作製した様ですが機体の不調から飛ぶ事ができず嘉手納での居残りになった様です。『一万ポンド分のプリンが詰まっているようだ』なんて表現が面白いです。




軍用機を運用する上には要員繰りや機材繰りなどでスケジュール通りに行かない事も多いようですが、この2枚はそんな哀愁が漂います。

左は『TDYブルース』パッチでTDYとはTemproray Dutyの事で飛行隊が別の基地に展開する際に使われる表現です。パッチには『腹が減った時に食べ、疲れたら眠り、言われたときに飛べ』と言うフレーズがデザインされ、本土の家から遠く離れた隊員の哀愁が漂います。

右のパッチは、おそらく飛ばしている機体が壊れちゃってフライトができなかったたんでしょうね。RC-135の隣で仲良く寝ているのはクマ=ロシア。飛ばなきゃミッションはできません。『死んでは無いよ。。。寝ているだけだから』なんてフレーズが面白いです。


最後までご覧いただきありがとうございました。  

Posted by Luke GETSNO at 15:32Comments(0)航空団 Wings

2014年04月19日

パッチ 55th Wing その2

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日は前回に引き続き、55WGのパッチをご紹介します。55WGはC-135シリーズの派生型をメインに運用しており、その主なミッションは偵察と情報収集です。部隊の中には戦闘機部隊とはまた違った気概があり、パイロットをはじめとして各航空機に配置されるクルーも、大所帯ながら独特の雰囲気があるようです。それは製作されるパッチにも表れています。
こちらの左2枚のパッチは2003年のイラク戦争に参加した際の記念パッチです。確実な情報を掴むことが戦況を有利に運ぶ鉄則ですのでRC-135部隊の展開は必要不可欠です。そして右のパッチですが、オリジナルは冷戦時代に作られたと思われます。
旧ソ連の国旗に斜線がしてあり、『偵察は私の生活、危険は私の仕事』と旧ソ連に対して情報収集活動をしていたことがわかります。


もう一つオリジナルは冷戦時代と思われるのがこちら。
『I'VE GOT A STRONG URGE TO FLY BUT I'VE GOT NOWHERE TO FLY TO....BRING BACK THE WALL』
「俺には飛ぶ必要があるんだけど、飛ぶところがないんだよ。。。壁を取り戻せ!」

この『壁』というのはご存じ冷戦の象徴だったベルリンの壁のことです。米ソの冷戦構造が壊れた段階で戦略偵察の必要性が薄れていた時期に作成されたと推測できます。とはいえ、冷戦崩壊から20年以上経った今でも偵察機の重要性は変わらないようです。

そして、こちらはREAL RECCEパッチ。RecceとはスラングでReconnaissance=偵察を意味します。このパッチはSR-71、U-2、RC-135の正面形がデザインされていますが、SR-71とU-2は黒で、RC-135は色も付けてしっかりと表現されています。
この3機種の中でRC-135こそが真の偵察機という意味の様です。

最後までご覧いただきありがとうございました。次回も引き続き55WG関係のパッチをご紹介します。  

Posted by Luke GETSNO at 06:18Comments(0)航空団 Wings

2014年04月16日

パッチ 55th Wing

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日からは、ネブラスカ州オファット空軍基地を本拠地とする第55航空団(55th Wing)と傘下の飛行隊のパッチをご紹介します。本日は55WGパッチのご紹介です。


55WGのミッションは偵察・情報収集のいわゆるスパイ活動がメインで、RC-135やWC-135、有事には国家空中作戦センターとして使用されるE-4Bを装備する航空団です。また、アリゾナ州デイビスモンサン空軍基地にはアソシエイト部隊として第55電子戦群=55th Electronic Combat Groupを駐留させており、そこではEC-130を運用しています。




こちらのパッチは航空団のパッチを黒と赤でデザインしたもので、リボンにラテン語でモットーが描かれています。"VIDEMUS OMNIA"とは英語で「We See All」=我々はすべてを見ているというニュアンスです。アメリカ空軍のインシグニアには時折このようなラテン語がデザインされていることが多く、沖縄嘉手納基地の18WGのインシグニアなどにもラテン語がつかわれています。


そしてこちらは55WGのウィングパッチ『沖縄バージョン』です。
55WGは嘉手納基地の18WGにもアソシエイト飛行隊として第82偵察飛行隊=82nd Reconnaissance Squadronを駐留させており、沖縄で作られるパッチのデザインも豊富です。やはりアメリカ人にとって日本といえば旭日なのか、ウィングパッチにも旭日をデザインしています。また中には前述のラテン語を変えて、『VISIT OKINAWA』沖縄にめんそーれ、なんてフレーズがデザインされているものもあります。


最後までご覧いただきありがとうございました。次回も引き続き55WG関係です。  

Posted by Luke GETSNO at 21:29Comments(0)航空団 Wings

2014年04月08日

パッチ 28th Bomb Wing

こんにちは!Luke GETSNOです!!
今日はサウスダコタ州エルスワース空軍基地(Ellsworth AFB, South Dakota)でB-1Bランサー爆撃機を運用する第28爆撃航空団(28th Bomb Wing)と、その傘下の飛行隊のパッチをご紹介します。現在、28BWには2個飛行隊が配備されており、いずれもB-1Bランサーを運用する爆撃飛行隊です。


34th Bombardment Squadron 第34爆撃飛行隊 "Thunderbirds"
37th Bombardment Squadron 第37爆撃飛行隊 "Tigers"

さらに、この2飛行隊に加えてエルスワースには77th Weapons Squadron第77兵器飛行隊が駐留しており、この飛行隊の本隊はネバダ州ネリス空軍基地第57航空団57WGのウェポンズスクールです。本隊と飛行隊が別のロケーションに駐留する、所謂Geography Separated Unit(GSU)(=地理的に離れた部隊)となっています。この飛行隊もB-1Bを運用しており、元はエルスワースの28BW所属の第77爆撃飛行隊(77th Bomb Squadron)だったのですが、2002年予算削減によるB-1B削減計画のあおりを受け閉隊、翌2003年に77WPSと改編し現在に至ります。


左上:28BWウィングパッチ 中上:77BSパッチ 右上:B-1B嘉手納(909ARS作製)

左下:37BSパッチ 中下:34BS/37BS/77BS 9-11パッチ 右下:B-1Bネームタグ


最後までご覧いただきありがとうございました。

  

Posted by Luke GETSNO at 22:18Comments(0)航空団 Wings

2014年03月28日

パッチ Hawaii ANG

こんにちは!Luke GETSNOです。
昨日でホロマンAFBに所属する飛行隊の紹介が終わりましたので、今日はハワイ州パールハーバー・ヒッカム統合基地に所属する飛行隊のパッチをご紹介します。
ハワイのパールハーバー・ヒッカム統合基地(Joint Base Perl Harbor/Hickam )は米空軍主要コマンドの一つのPACAFとハワイ州兵空軍が同居してする基地です。

【州兵空軍=Air National Guard】
アメリカ空軍にはいわゆる、フルタイムの職業軍人が所属するコマンドとは別に、パートタイムで軍に所属する制度があります。それはReserve=予備役であったり、ANG=州兵空軍であったりします。運用方法はその州や部隊が運用する航空機、ミッションによって違うようですが、基本的には1年間のうち一定に定められた時間を訓練に費やし、実戦にも参加する事が義務付けられています。それ以外の時間は他の職業についている事が多いのが特徴です。特にパイロットは週末はANGで戦闘機を飛ばしているが、平日は民間航空会社で旅客機を飛ばしているなんて人も珍しくありません。


2012年横田基地のフレンドシップデイに参加するため飛来した204AS所属のC-17A(05-5152)


最近のアメリカ空軍の運用方式を見ていると、フルタイムのクルーとパートタイムのクルーの技量交流を促進させるためアソシエート制度と言うものを導入している例が多々見られます。以前までは縦割りで独立した組織であった主要コマンドが、ANGやAFRCのリザーブ部隊と基地を同居するようになりました。パールハーバー・ヒッカム統合基地も数年前までは単純にPACAFの基地でヒッカム空軍基地=Hickam AFBと呼ばれており、ハワイ州兵空軍は書類上ホノルル国際空港を間借りしている存在だったのが、統合基地と名前を変えることでPACAFと共同使用しています。




左上:204th Airlift Squadron パッチ 右上:535th Airlift Squadronパッチ

下:PACAF C-17デモンストレーションチーム・パッチ

これらの3枚のパッチはいずれもパールハーバー・ヒッカム統合基地に駐留するC-17飛行隊のパッチですが、204ASはHawaii ANGの部隊、535ASはPACAFの部隊で、所属はそれぞれ204ASは154th Wing、535ASは15th Wingと同じ基地内でも違う航空団が同居する形になっています。


↑で紹介した05-5152のC-17はデモチームの機体だったようですが、到着時に機材に不具合があり、横田基地でのフライトはキャンセルされたようです。機内にはこんなパレットが。。。



どんなフライトの予定だったのか、見てみたかったです。



最後までご覧頂きましてありがとうございます。
次回はハワイのF-22飛行隊のパッチをご紹介します。  

Posted by Luke GETSNO at 22:18Comments(0)航空団 Wings

2014年03月03日

パッチ 49th Fighter Wing

こんにちは!Luke GETSNOです!
今日はニューメキシコ州ホロマン空軍基地に籍を置いていた第49戦闘航空団=49th Fighter Wingのパッチを紹介します。この49FWは一般人にも広く知れ渡っている軍用機の一つともいえるF-117ステルスファイターや、F-22ラプター戦闘機を運用していた航空団です。


49FWのパッチ

航空戦闘軍団=ACCの所属でそれまでF-4やF-15戦闘機を装備する戦闘航空団でしたが、1992年にはF-117ステルス戦闘機を装備し同機が引退する2008年まで運用、その後F-22ラプターを運用する戦闘航空団として、その任務を変えていきました。



2003年の3月に開戦したイラク戦争(Operation Iraqi Freedom)では開戦初日に49FW所属のF-117部隊がイラクの主要軍事施設に対して攻撃を加えました。


F-117ステルス戦闘機はナイトホークという愛称がありましたが、それとは別にクルーにはスカンクのロゴやパッチも愛用されていたようです。開発当初ステルス戦闘機は軍の最高機密であり、その存在を政府は認めてすらいませんでした。スカンクのロゴはF-117開発を担当したロッキード社が『きなくさい案件』と言う意味を込めてプロジェクト名にした、スカンク・ワークス(Skunk Works)に由来しています。




49FWは現在では戦闘航空団から、航空団へと名称を変え、2008年にF-22が配備された当初2つあった飛行隊も今では1個に減り、2014年の4月には残りのF-22もフロリダ州ティンダル空軍基地へ移管しF-22運用航空団としての任務を終える予定です。今後はMQ-1やMQ-9の無人機の運用や、ドローン機を使用したドイツ空軍への教育などが主任務となっていくようです。

最後までご覧頂きましてありがとうございます。  

Posted by Luke GETSNO at 22:14Comments(0)航空団 Wings

2014年02月18日

パッチ 48th Fighter Wing

こんにちは!Luke GETSNOです!!
本日は、イギリスはレイクンヒース空軍基地(RAF Lakenheath)に駐留する第48戦闘航空団(48th Fighter Wing)のご紹介です。

アメリカ空軍は日本を含め世界各地の同盟国に基地を置いており、中には嘉手納基地のように大規模な軍事行動の拠点になっているものも少なくありません。48FWが本拠地を置くRAFレイクンヒースもその一つです。RAFとはRoyal Air Forceの略でイギリス空軍の意味です。意外と(?)一般には広く知られていないようですがイギリスにもアメリカ空軍の基地があり、ここRAFレイクンヒースはF-15Cイーグル及びF-15Eストライクイーグルを運用する48FWのホームベースとなっております。





世界規模で作戦行動を行うアメリカ空軍は各地域ごとにコマンド(Command)と呼ばれる『軍団』を編成して、巨大な組織をコンパクトにまとめる工夫をしています。ヨーロッパに駐留する部隊は在欧米空軍コマンド(U.S.Air Forces in Europe=USAFE)と呼ばれるコマンドに配置されミッションを行います。上のパッチがUSAFEのコマンドパッチ。フライトジャケットやフライトスーツの右胸に着用するパッチです。ちなみに嘉手納や三沢の部隊が所属するコマンドは太平洋航空軍(Pacific Air Forces=PACAF)です。




48FWのパッチ。又の名をLiberty Wingとして知られ航空団のパッチは自由の女神がモチーフとなっています。




このパッチは1999年に行われたアライドフォース作戦に参加した際に製作された48FWのパッチです。48FWに所属する3飛行隊のマスコットがデザインされています。

今日から3日間48FWに所属する3飛行隊のパッチを紹介していきます。



最後までご覧頂きありがとうございました。

  

Posted by Luke GETSNO at 20:29Comments(0)航空団 Wings

2014年01月14日

パッチ 18th Wing

こんにちは!Luke GETSNOです。

今日は第18航空団(18th Wing)のパッチのご紹介です。
これまで、第44戦闘飛行隊(44FS)と第67戦闘飛行隊(67FS)のスカーフとパッチを紹介してきました。
どちらも沖縄県嘉手納基地に駐留する飛行隊ですが、18th Wingはその親組織にあたります。
嘉手納基地には航空機を装備する飛行隊が、F-15を装備する44FSと67FSの他に、KC‐135R空中給油機を装備する第909給油飛行隊(909thAir Refueling Squadron)、E-3早期警戒管制機を装備する第961空中管制飛行隊(961st Airborne Air Control Squadron)、HH-60救難ヘリコプターを装備する第33救難飛行隊(33rd Rescue Squadron)があり、さらにテナントユニットと呼ばれる米国本土から派遣されてきている飛行隊が駐留する大所帯です。
それを取り仕切ってまとめているのが、18th Wingと呼ばれる組織です。アメリカ空軍の中でもここまで大規模な組織は他に例を見ません。
彼らは自分たちの事をTEAM KADENAと呼んで、一つの大きな組織にまとめ上げている事を誇りにしているようです。


Photo Courtesy USAF


彼らのもう一つのニックネームが"SHOGUNS"。そう、日本の武家時代の将軍です。由来はサムライをもコントロールするサムライのボス、SHOGUNを思い描いてニックネームにしたのだとか。彼らのパッチにもサムライが描かれています。



18thWG関係のパッチがこちら。

左上:Pacific Air Forcesコマンドパッチ

中上:18th Wingパッチ

右上:Team Kadena キーストーンオブパシフィック

左下:18th Wingチームカデナ

中下:18th Wing ネームタグ

右下:18th Operation Group


最後までご覧いただきありがとうございます。  

Posted by Luke GETSNO at 05:44Comments(2)航空団 Wings